「こころ」の視聴率を考える

〜「週刊ザテレビジョン」のコラムより〜

 「週刊ザテレビジョン」34号(8月12日発売)に、 「こころ」の視聴率に関するコラムが掲載された。
 ちょっと興味深い数字も載っていたので、ここで紹介しようと思う。 同誌には、関東の数字と同時に関西の数字も掲載されていてたが、 ここでの紹介は関東のみにする。


  さくら まんてん こころ
初回視聴率 20.3 20.3 22.5
平均視聴率 23.3 20.8 (21.4)
前半の平均視聴率 22.4 20.5 21.7
後半の平均視聴率 24.2 21.1 (20.8)
最高視聴率 27.5 23.6 (26.0)
※ 前半は第1週〜第13週、後半は第14週〜最終週(25 or 26週)。
  の縦列は、NHK東京(AK)製作。他は、NHK大阪放送局(BK)製作。
( ) 内の数字は、第18週(8/2)までの値。

 「週刊ザテレビジョン」(角川書店)には、上記の表とともに、以下のような文章が掲載されていた。
「こころ」(NHK総合ほか)と前2作の視聴率を比較。 「こころ」は、前作「まんてん」を超える最高視聴率を記録する好調ぶり。 だが、後半に伸びた前2作と異なり、前半の平均が後半の平均を上回るのが現状だ。 前半はこころの夫・優作(仲村トオル)が亡くなるという節目があった。 後半も物語の盛り上がりで数字を伸ばしたいところだ。


 上記の記事について考察していきたい。

 まず、上記の表であるが、「まんてん」の平均視聴率が異なっている(ビデオリサーチのサイトによると、20.7%)。 しかし、これは誤差の範囲内と考えてもよいだろう。
 ここで気になるのは、「こころ」の平均視聴率である。初回視聴率を1%以上、下回るさんざんたるものである。 これは、第10週の火曜日までの平均視聴率である21.8%(「サンデー毎日」)より悪化している。
 この下落傾向を裏付けるのが、前半・後半の平均視聴率である。 「さくら」・「まんてん」は、前半よりも後半の方が上回っている。これに対して「こころ」は・・・。 見る影もないというか、何と言うべきであろうか。
 さらに後半の平均視聴率においては、「こころ」の関係者が 「低視聴率の失敗作」と見なしているという噂すらある「まんてん」をも下回っているのだ。 ああ、何たる悲惨な数字であろうか。

 続いて本文に関してであるが、ほぼ事実を記述していると言えるだろう。 最高視聴率が「まんてん」を超えたのは第2回(4/1放送)なので、 初っ端が好調だったのは間違えない事実。
 今後、どうやって視聴率を復活させていくのだろうか? 注目のポイントであろう。

 先日、テツ&トモがゲスト出演するという報道があった。 何でも、ノベライズには登場しない人物であるとか。 これも視聴率テコ入れ策の一環なのだろうか? そう考えると、何だか哀れすら感じてしまうなあ。



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